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 どこか変?と思う街角のファッションに、生活環境学科の横川公子研究室の学生が迫り、考察して、日本生活学会で発表しました。

2010/05/09

 どこか変?と思う街角にファッションに、生活環境学科の横川公子教授の研究室の学生が迫り、考察して、5月9日に本学で開かれた「日本生活学会 第37回研究発表大会」のポスターセッション=写真右=で「大学生による街角の異装探検」=写真中=と題して発表しました。

 発表したのは坂井加奈さん、岡本和香那さん、親崎美香さん、新田沙也佳さん、平松沙織さん、矢切友紀子さん、岩出直子さんの7人。

 7人は街頭に出て、「変な」「ミスマッチの」服装の写真を撮らせてもらい、次の三つに分類しました。
(1)草食系男子=スカートをはいた男子、メギンス(メンズレギンス)
(2)ゆるキャラ=スウェットやパジャマみたいな服装、恐竜の靴など。
(3)パンク・ロリータ系+豹柄=赤や青など極端な髪色、豹柄・斜め掛け鞄やピンクのパンツの男子

 ミスマッチには、TPOのずれや、アイテムの組み合わせのずれの二つのタイプのあると指摘。ミスマッチと感じる原因は年齢(世代によって流行のとらえ方が違ったり、服装に対する価値観が違う)とジェンダー(同性から見れば何の違和感もない服装が、異性から見れば違和感抱く服装がある)=写真左=の二つがあると分析しています。

 また、TPOがずれた服装でも、本人が何か目的があって着ていると推測できれば、異装ではなく、ミスマッチと感じないとも指摘。世代や性というような大きな区分の集団には集団共通の考え方があり、その大まかな考えからはずれた服装を変だと感じ、異質だととらえるーと結論付けました。

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 ポスターセッションではこの他、大学院修士課程の小嶋理沙さんと武江倫子さん、横川教授の3人が「銘仙に見られる水玉文様」、生活環境学科副手の野津美絵さん、同学科准教授の三宅正弘さん、同学科4年の大江左紀さんが「水辺のおける暮らしの空間特性と風土性―高石垣集落における石垣を事例にー」、大学院修士課程の久保園政子さんが「大塚末子の改良和服について」それぞれ発表しました。

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