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職場選びは、企業の規模ではなく、働きがいの視点でー。地域別教育懇談会が開催され、保護者・学生と大学教職員が就職について考えました。

2013/09/21

 大学と保護者が意見交換する「地域別教育懇談会」が9月21日、中央キャンパスをメーン会場にして開かれました=写真右=。この教育懇談会は就職支援に特化した内容になっており、今年も1500人を超える保護者・学生が出席しました。公江記念講堂で行われた全体会では、就職が内定した学生やキャリアコンサルタントが講演し、出席者は熱心に耳を傾けました。

 全体会の冒頭で、三浦一樹・教育後援会長は「保護者の皆様は、普段はキャンパスに来たり、先生方と話したりする機会があまりないと思います。今日はしっかりと大学で情報収集し、充実した一日を過ごしてください」とあいさつ。糸魚川学長は本学の立学の精神に基づいた教育目標の3つの柱である①「すぐれた知性」を磨くこと②「感性豊かな潤いのある心」を育むこと③「人を思いやり、人のために尽くす精神」を身に付けること―を中心とする教育方針について、大坪明キャリアセンター長は就職・求人状況や就活生の保護者の心構えについて説明しました。

 本学で就職講座を担当するキャリアコンサルタントの石田秀朗氏は「なぜ、大学生の正社員就職が難しくなってきたのか~働き方の変化と大学時代の学び方を考える~」と題して講演しました=写真左=。石田氏は「自分で問題を見つけ、仮説を立て、検証し結論を出す『想像力』を身に付けることが大事で、大学での学びの構造がその思考力のトレーニングになる」「企業の『規模』ではなく『働きがい=自分をもっと生かせる職場』という視点で企業選びをしてほしい」「学問をしっかりすれば選択肢が広がる。そういった大学生活を送れるような支援が必要」と保護者に向けて話しました。続いて、一般企業に就職内定した学生2人が就職活動の体験談などを披露し、保護者らはメモをとるなどしながら真剣な表情で聞き入っていました。

 午後からは学科ごとの説明会や、教員と保護者の個別懇談が行われました。食堂には、就職や資格、留学、学寮、奨学金などについての相談コーナーを設置。糸魚川学長も「学長懇談・相談コーナー」で待機し、訪れた保護者一人ひとりと懇談しました。


 「地域別教育懇談会」は全学生の保護者から構成される「教育後援会」が主催しています。1984年から約30年にわたって続き、大学と保護者が質疑を通して連携を深める場となっています。本年度も9月22日大学本部会場のほか、金沢(9月7日)、高松(8月25日)、広島(8月31日)の全国3会場で開催されました。

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